
はじめに
「筋トレ×CBD」を回復・集中・睡眠の三本柱で運用する実務ガイドです。
結論はシンプル。
トレ強度よりも“回復の再現性”を上げることが、長期の伸びに効きます。
本記事では仕組み→使い方→失敗回避→安全の順に、今日から使える形で整理します。

仕組み:CBDは筋トレの何に関わるのか
回復(炎症・痛み・ストレス応答)
ハードなトレ後は炎症や神経の過敏でDOMS(遅発性筋肉痛)が出ます。
CBDはエンドカンナビノイド系(ECS)など複数経路に関与しうるため、
過度な興奮・不安・ストレス反応の緩和に寄与すると示唆されます。
ただし鎮痛薬のように直接抑え込むのではなく、
回復環境を整える“下支え”として捉えるのが現実的です。
集中力(プレワークの緊張調整)
トレ前に緊張が強いとフォームが乱れ、出力・効率が落ちます。
CBDはソワソワ感の角を丸める方向に働きやすく、
“落ち着いた集中”を作る補助輪として機能することがあります。
睡眠(超回復の土台)
超回復は夜つくられます。
CBDの入眠前の心身の鎮静は、眠りの質を整える一助になり得ます。
深部体温低下や光環境の調整と併用すると効果的です。
HowTo:目的別の摂取タイミングと方法
全体像(まずはこの運用から)
使い分けは次の三択。
トレ前=集中、トレ後=回復、就寝前=睡眠。
| 目的 | おすすめタイミング | 方法のコツ |
|---|---|---|
| 集中 | トレ30分前(短時間立ち上がりの日は直前) | 緊張が強い日は舌下少量。素早さ優先はベイプを軽く |
| 回復 | トレ後30〜60分/入浴後 | 舌下オイル少量から。体感ログを取り週単位で微調整 |
| 睡眠 | 就寝30〜60分前 | グミ・カプセルで緩やかに。光・温度・呼吸も整える |
方法別の使い分け(舌下/ベイプ/グミ)
舌下オイルは15〜30分で立ち上がり、中程度の持続。
ベイプは数分で立ち上がり、短時間の切り替えに向きます。
グミ・カプセルは緩やかに効き、就寝前の安定に向きます。
- 最小量から開始(体重・体調に合わせて微増)
- 目的とタイミングに合わせて方法を選ぶ
- 体感をメモし、週単位で最適化
実例と失敗回避
ユースケース(増量期Aさん/減量期Bさん)
Aさん(増量期):重量を伸ばすフェーズ。
トレ前は緊張調整に舌下少量、トレ後は回復寄りに少量追加。
夜はグミで睡眠の深さを狙う。
Bさん(減量期):交感神経過剰になりがち。
トレ前はベイプ一息で焦りを鎮め、
夜は就寝前ルーティンで入眠を早める。
ありがちミス3つ
- 量を急に増やす(最小量から。体感ログで調整)
- タイミングが曖昧(狙いごとに固定。前/後/就寝前)
- 法令・品質を確認しない(COAでTHC不検出を必ず確認)
法令・安全:日本での前提
THCは違法/COA確認/CYP450相互作用
日本ではTHCは違法です。
製品のCOA(成分分析証明書)でTHCがND(検出限界未満)であることを確認してください。
CBDはCYP450酵素で代謝され、一部薬剤と相互作用の可能性があります。
服薬中は必ず医師・薬剤師に相談しましょう。
- 妊娠・授乳・未成年・運転前は使用を避ける
- 体調に違和感があれば中止し、医療機関へ
まとめ:トレ強度より「回復の再現性」を上げる
CBDは“直接的な筋肥大ドライブ”ではありません。
ノイズを下げ、回復・集中・睡眠の土台を整える補助輪です。
まずは最小量×固定タイミングで運用。
ログを取り、週単位の微調整で自分の“ちょうどよさ”を見つけましょう。
- ECS(エンドカンナビノイド系)
- 体内の調整ネットワーク。気分・注意・痛み・睡眠・免疫に関与。
- DOMS(遅発性筋肉痛)
- トレ後に遅れて出る筋肉痛。炎症・神経過敏などが関与。
- CYP450
- 肝代謝酵素群。CBDは一部薬剤の代謝に影響しうる。
- COA(成分分析証明書)
- 第三者分析の証明書。THC不検出や残留物質の確認に用いる。
- ND(Not Detected)
- 検出限界未満。THCが法令上問題ない水準で不検出であることの目安。
