日本におけるCBDの法規制・法律解説(最新2025年版)

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日本でCBDを使う前に知っておきたいこと

最近はネットで大麻成分であるCBDという言葉をよく見かけると思います
でも「合法なの?」「捕まることはない?」と不安な人も多いはず。

結論から言うと、CBD(カンナビジオール)自体は日本で合法です。
ただし、THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が入っていると違法になります。

日本の法律ではどうなってる?

日本では「THCがどのくらい入っているか」で合法か違法かが決まるようになっています。
つまり、THCが少しでも基準を超えていたら、麻薬扱いになります。

簡単に言うと:

  • THCが入っていないCBD → OK
  • THCが少しでも超過 → NG(違法)

この「THCの量」を確認できるのが、COA(成分分析書)です。
買う前に販売ページにCOAがあるかを必ずチェックしましょう!

安全に使うための3つの基本ルール

  1. 少量から始める
    • 初めての人は、少しの量で様子を見ましょう
    • 人によって体の反応が異なります
  2. 併用している薬がある人は医師に相談
    • CBDは体内で薬を分解する「CYP450」という酵素に影響することがあります。
    • 薬の効き方が変わる場合があるため、医師や薬剤師に相談しましょう。
  3. 妊娠中・授乳中・未成年・運転前は使わない
    • 安全性が十分に分かっていないため、これらの人は使用を避けましょう。

THCってなに?なぜダメなの?

THCは大麻に含まれる精神作用のある成分で、日本では麻薬及び向精神薬取締法で禁止されています。
CBDと違い、「ハイになる」「気分が変わる」などの作用があるため、日本ではどんな量でも含まれていたら違法です。

海外ではOKでも、日本に持ち込んだ時点で逮捕対象になることもあります。
「海外では合法」=「日本でも合法」ではありません。

購入時に見るべきポイント

  • COA(成分分析書)が公式に出ているか
    • 「THC:ND(検出なし)」と書かれているものを選ぶ。
  • 製品のロット番号とCOAの番号が一致しているか
    • 別ロットのCOAだと意味がありません。
  • 販売者の所在地・問い合わせ先が明記されているか
    • 不明なサイトや個人輸入代行は避けるのが安全です。

個人輸入には注意が必要!

海外のCBDを個人で輸入するときは、事前に麻薬取締部(NCD)に「麻薬に当たらないか」確認を出すことができます。

この手続きをしておかないと、税関で止められたり、没収されるケースもあります。
メールでCOAを送って確認してもらうのが最も確実です!

よくある質問

CBDを吸っても運転していい?

ダメです。眠気や集中力低下の報告があり、事故の危険があります。

ブロードスペクトラムとアイソレートって?

「アイソレート」はCBDだけを抽出したもの。
「ブロードスペクトラム」は他のカンナビノイドも含みます。初心者はアイソレートを選ぶ方が安全です。

CBDって本当に効果あるの?

海外では一部のてんかん治療薬として使われています。
ただし、リラックスや睡眠など日常的な使い方については研究途中です。
「効く」と断定するものではなく、体調や目的に合わせて様子を見ながら使うのが基本です。

この記事のまとめ

  • 日本ではTHCが含まれた製品は違法
  • 買う前にCOA(成分分析書)を確認
  • 少量から始めて、運転前や妊娠・授乳中は避ける
  • 不安なときは麻薬取締部にメールで相談できる

CBDは、正しい知識を持てば安全に楽しめる成分です。
数字と書類で確認する。それが日本でCBDを安心して使うための第一歩です!

補足解説(用語の説明)

用語解説
CBD
大麻植物に含まれる「カンナビジオール」という成分。リラックスや睡眠改善を目的に研究されている。
THC
精神作用を持つ成分。日本では違法。
COA(Certificate of Analysis)
成分分析書。THCが検出されていないか(ND表記)を確認する。
CYP450
薬の代謝を助ける体内酵素。CBDが影響することがある。
アイソレート/ブロードスペクトラム
アイソレート=CBDのみ、ブロード=CBD+他のカンナビノイド。
NCD(麻薬取締部)
厚労省の機関。輸入前に「麻薬に当たらないか」確認できる。
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この記事を書いた人

睡眠/ストレス/集中の悩みを「自然にラクに」

CBDの最新情報をわかりやすく発信し、初心者でも安心して選べるように 課題別×方法別 でガイドしています。実生活で使えるヒントを中心にお届けします。

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